この度は、第8弾ケイツーリスト東北震災復興ボランティアツアーにご参加いただき誠にありがとうございました。震災発生から3年が過ぎ、現地を訪れるボランティアの人数が減ってきている中、こうしてご参加いただけることに感謝申し上げます。
今回は、8月1日(金)の22時に岐阜を出て、川島PAで大阪組の皆様と合流。一路、東京 靖国神社に向かいました。8月2日(土)朝6時30分には靖国神社に到着し、靖国神社にあるトイレを掃除させていただきました。便器を磨き、心を磨かせていただきました。そして8月2日の23時に東京を出発し、福島県南相馬市へ。南相馬市に3日の朝6時に到着。その後、着替えと朝食を済ませ、現場へ。その移動中、「通行止め」の箇所や壊れたままのビニールハウスが散見され、まだまだ復興放射能の影響で進んでいないことを感じました。
今回のボランティア活動内容は、福島県 南相馬市 鹿島区での堤防の草刈りとなっています。私達が2年前に石巻で行った第5弾の活動と一緒でした。南相馬市にはまだ震災後、手付かずの場所が多くあります。
私たちは、現場に到着後、黙祷を捧げ、活動開始しました。ただ現場が堤防のためどこから手をつけていっていいのかが分からず、またどこまでやるのかが分からないぐらい本当にだだっ広い場所の草刈りの指示があったのです。最初は、鎌で草を刈っていきます。これでどれだけ刈ることができるのだろうかと思いつつも、人海戦術が意外や意外、結構綺麗に刈ることができていきました。
気温が非常に高いため、熱中症対策、熱射病対策のため30分に1回づつ休憩を取りながら、活動して参ります。2セット終えたところで東京組が合流、そして草刈機が20台到着。メンバーのほとんどが草刈機を使ったことがないと思いますが、注意事項を聞き、見よう見真似で使いこなしていきます。私も初めて使いましたが、操作方法が分かってくると使いやすいです。草刈機が入ってから一気に刈るスピードがアップしました。
終了時刻の15時には、予定場所の草刈りが終了。南相馬市ボランティアセンターの方からお礼があり、活動は終了いたしました。銭湯に入り、次は福島へ移動。
福島では、「福島ひまわり里親プロジェクト」のs創立メンバーでらっしゃる半田真仁さんと会い、福島の現状などについてレクチャーを受けました。その後、実際に福島市内を周り、放射線測定器の事について教えてもらったり、除染土の仮置き場などを視察&説明を受けました。
ただただ原発が怖い、放射能が怖いと言ってるだけでは先に進むことができません。実際に福島を訪れ、自分の目で見て、現地の方から話を聞くことができたために理解できたことはいっぱいありました。
第8弾のボランティアツアーを福島県南相馬市で行いますと発表するといつもより参加申し込みが減りました。やはり放射能の影響です。私達も放射能についてももっと勉強する必要があると思いました。今回はそのことを知ることが出来ただけで実際の活動とは別に大変実りあるボランティアツアーとなりました。
ケイツーリストの東北復興ボランティアツアーが年1回と少なくなってきておりますが、「自分たちのペースで、自分たちができることを、ずっとやり続ける」が我が社の合言葉。今後とも「継続」して参ります。
最後になりましたが、今回の活動は、日本を美しくする会 関西ブロック・大阪便教会の大谷先生を始め多くの先生方、東京本部の波田野さんを始めとする皆様のお陰様で無事に終了することができました。本当にありがとうございました。今後共どうぞよろしくお願いいたします。
株式会社ケイツーリスト 阿部浩介
平成26年8月8日